内覧会を終えて

 マンションの内覧会では、一戸建てと違い構造部分の調査ができません。非常に残念なことではありますが、それが現実です。(以前は、一部のサイトで内覧会で構造のチェックができると誤認させるような表現があり、専門家の同行を促すようなものがありましたが、今ではそのようなサイトもほとんど無くなりました)

 構造の安全性が確認できないとはいえ、表面的な仕様・設備も日々の生活のことを考えると大事なものであることは確かです。しかし、表面的なことでありますので、一般の方でも事前の準備次第では、多くの問題を問題を防ぐことが可能です。

 そこで、ここに内覧会をご自身で調査し乗り切るためのマニュアルを公開いたしました。細かなこと、より専門的なことを全て含めますと、まだまだ情報量が足りない部分はございますが、よくある問題点を中心に公開しております。どうぞお役立てください。

 なお、内覧会で指摘しなかったことを再内覧会(確認会ともいう)で新たに指摘して補修していただくことも基本的には可能です。よって、このマニュアルなどを参考にご自身で内覧会に挑み、その後、どうしてもご心配な場合に専門家に同行してもらうという方法でも良いと考えております。


□ 再内覧会で専門家に同行してもらう目安

 ・あきらかに担当者の対応が良くない場合
 ・指摘箇所への補修を明言しないなど、あいまいな対応が多い場合
 ・言いたいことを相手に伝えられなかった場合
 ・出来る限りのことはやったが、何らかの不安が残る場合

 

 また、再内覧会で補修された箇所のチェックをしたが、その補修結果に納得できない場合に、再内覧会の後にご依頼いただいても良いでしょう。但し、入居までの日程の関係上、あまり時間にゆとりのない場合は、お早目の対応が良いでしょう。

 それでは、マンション内覧会が皆様にとって、良いものとなることを祈念しております。


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