一戸建てとマンションで異なる内覧会の実施状況

一戸建てとマンションで異なる内覧会の実施状況

 内覧会は、本来、一戸建てでもマンションでも行われるものです。施工上の不具合の検査、契約通りであるか、という目的ですので、特に対象物の違いには関係ありません。

 しかし、今までの何千件もの検査をしてき経験から、マンションと一戸建てでは内覧会の実施状況が異なることがわかっています。

 マンションの場合、売主もしくは販売会社から購入者へ郵便などの方法で内覧会のスケジュールについて通知が届くことが一般的です。

 売主側から内覧会の案内が届くわけですね。

 これに対して一戸建ての場合は、マンションと同様に売主側から通知が届く場合もあれば、何ら通知がなく内覧会が実施されないこともあります。

 もちろん、内覧会を実施しなくていいはずはありません。必ず、内覧会を行い、しっかり検査する必要があります。

 一戸建てであっても、売主が大手不動産会社である場合は、内覧会を実施することが多いですが、中小規模の不動産会社や工務店の場合は、購入者から内覧会の実施を要請しないと実施しないこともあります。

 「内覧会を行ってください」と要請しても、「何ですか、それ?」と回答されるケースも実際にありました。

 ・マンションであれば、ほぼ確実に売主側から内覧会の案内がある
 ・一戸建ての場合は、購入者から要請しないと内覧会を実施しないことがある

 この点をよく理解しておき、内覧会の有無や開催時期については契約の前に確認しておくと良いでしょう。もちろん、「何ですか、それ?」と言われても内覧会を行っていただくように主張してください。


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